★ふしぎの町・益子で出会ったふしぎないきものたち。
     2004/9/23 撮影
みずのなかの陶器のさかなたち
もりのなかに棲みついた陶器のひとがた
あきのいのちのいろどり、いっせいにさきみだれるのはら
こくせきふめいのまつりばやしがきこえてくる・・
みつからないみつからない!じかんのおとしものがみつからない。
秋月夜には、出番を待っている陶器のたぬきのぽんぽこばやし♪
てのひらにのってしまいそうな、ぞうさん
かごのとり・・・という、なまえのとりさん。
あきざくら、というなまえの宇宙(こすもす)がひらく。
いつも、おおきなけやきが、わたしたちをみおろしている
ふしぎのカーブをまがってゆけば、ふしぎまちのいりぐちに着く。
ふしぎな灯台を、これにえらんでみよう!
無口な道案内人☆
たくさんのとびら、たくさんのまど、ふしぎをいざなう、店主たち
きりんの生首も、生きています・・・
地元の特産、大谷石の石倉のなかでも、なにかが呼吸してる。
たくさんの仲間が、はりつけになってうめき声をあげている。
しかばねを見つめている、たくさんのしずかな視線。
石倉から解き放たれて、よろこびのうたをうたう、ひとつのむれ。
その背中に、ひとすじのかなしみが宿っているから、美しいのか。
永いこと、だれも住まないままなのに、灯り点けてずっと待ってる。
いのちあるものたちが、そこかしこで見えない息をついている。
歳月をくぐりぬけたゴジラたちが、どこかに向かってる。
うれしげに、えろてぃっくなゆめみてる。
あやしいものたちが、かげのなかからえさをひろいに現れる。
たいへんだ!たいへんだ!なにがたいへんなのか判らなくなった
この氷やさんの製品しか使わない「かき氷」やさんの懐かしい旗。
おつきさまは、たいようのこどものともだちなのさっ!
白昼のかなしみとぜつぼう。なんだか困ってしまうイヌさん。
どこかに通じているようで、どこにも通じていない迷い道。
あんしんしてよ。おいらが、ここにいるよ。いつでもね。
ふしぎなカップルの、けっこんしき。
陶器とひみつの会話するとんぼ。
ふしぎなかき氷。はるるが注文しました・・・450えん。
さくさく、かき氷のテーブル周りは、ちくちくとさざめく小鳥たち。
ふしぎな見張り番。こいつは、だれなんだろう?!
すがすがしいほほえみの、みほとけ。
ふしぎないきものたちの、ふしぎな出入りぐち。
こんなところに居た。木製のとべないつばさの天使たち。
こいつ。目を閉じてても、こっち見てやがるっ!
わらわらと出現してくる、見慣れないいきものたち。
よろこびの唄をおおごえで唄ってる。
どこから来て、どこへ行こうとしてるんだろう。
ちいさく、はかないもののなかにこそ、ぬくもりがある。きっと。